FSC森林認証
分野別の計画 ― 環境管理計画
ゴリのいる豊かな川を取り戻そう!
「昔に比べて川が暗くなって、ゴリ(カジカ)がおらんようになった。なんとか昔の豊かな川をとりもどして欲しい。」という声が、非常にたくさん地域の中から聞かれます。豊かな川を取り戻すためにも、渓流バッファーゾーンを整備し、「たくさんの命を育む美しい森」を育てることが重要です。
写真:カジカ(地域ではゴリと呼ぶ)
水がきれいで、川底にあまり砂がたまっていない、日当たりの良い渓流で多く見られます。とても美味しい魚です。管内では昔はたくさんとれましたが、今は非常に少なくなってしまいました。カジカは、バッファーゾーン整備の成果を評価するための重要な指標になります。
環境管理の基本的な考え方
- 南加賀地域は、海岸から最上流のブナ林まで、非常に多様な自然を有しています。地域全体の生態系を適切にマネジメントしていくという意識を強く持って、森林管理を行います。
- 集団間伐の継続実施、渓流バッファーゾーンの整備、保護区の設定を施策の3本柱として、「たくさんの命を育む美しい森」を目指します。
- 特に渓流バッファーゾーンの整備を重視します。
- 環境管理のレベルアップのため、人材育成とモニタリングシステムの確立に力を入れます。
これまでの取り組み
- 集団間伐による適切な人工林管理の増加
- 保全上重要な生物、生態系のリストアップ
- 生態系保護区の設定(原生的な森林など)
保全地帯:5,134ha (FSC認証森林面積の約10%)
保護区:2,173ha (FSC認証森林面積の約5%) - 渓流バッファーの管理指針の策定
- 定点観測ポイントの設定と第1回調査の実施
今後の課題
- 放置された里山(広葉樹林、竹林)の利用、管理
- ヒュウガミズキなどの里山を好む希少種の減少
- モニタリングシステムの整備
- 自然に詳しい人材の不足
- クマ騒動(野生生物との共生)
環境管理計画の体系
