FSC森林認証
分野別の計画 ― 資源管理とマーケティング(販売・流通)
現在の木材流通のフロー (2003年度)

森林資源管理の基本的な考え方
- 集団間伐を継続的安定的に実施していくことで、将来のために高齢級の優良な森林蓄積を充実させていくことを目標とします。
- 間伐によって年間約7,000m3の素材を管内の森林から安定供給します。
- 10年後には、2回目の間伐に入り、所有者に収益を還元できるようにすることを目指します。
- 優良な素材を供給していくため、主伐を徐々に実施していく努力を行います。
マーケティングの基本な考え方
- 素材の供給・調達
管内の森林から、市売り(地元製材所が顧客)を中心に毎月500m3以上、年間では7,000m3程度を安定的に供給。
外部からも3,000m3の素材を調達し、地域内外から合計10,000m3の素材を木材需要者(那谷工場含む)に安定的に供給します。
- 製品(那谷工場)の販売・流通
管内及びその周辺を主な販売先とし、供給量と価格について年間契約できる取引先に製品市場を通さず直接販売することを基本とします。
柱は需要がすでに十分あるため、供給力をより強化していきます。
中目材の増加に対応して、板材の生産量を今後増加させます。そのために、板材の販路開拓に努めます。ある程度の量について安定的に取引ができる中規模の取引先の開拓を最優先に考えます。
- 木材需要の維持と開拓
森林環境教育などを通じて、地域住民の森林・木材・木造住宅への理解を促し、地域材への需要を高めます。
木材のマーケティングを担当できる人材を育成し、営業力の強化に努めます。
- 木材流通のグループ化
COC認証による木材流通のグループ化を推進し、流通の川上と川下の連携を強化します。
・管内→木材の地材地建を推進するためのグループとして「かがの家づくりネットワーク」が発足し、これに木材供給者として積極的に参画します。
・石川県内→、県内では地元工務店などがすでにいくつかのグループ形成しており、共同で木材を調達するなどしている。よって、FSCの理念に共感してくれるグループとの関係を特に強化し、 「FSCの認証を取得しているかが森林組合から木材を直接的に調達している」ということが、そのグループが他との差別化をしていくための材料となることを目指すこととします。
・その他→安定的、かつまとまった量の取引ができる場合は、県外であっても取引を検討します。
具体的な取組内容
- まず、那谷工場がCOC認証を取得し、主な取引先にもCOC認証取得を促す。(2005年度中)
- COCを取得した木材加工業者等と協議を行い、具体的なマーケティングの戦略、施策を練り上げる。(2005年度〜2006年度)
※かがの家づくりネットワークでは、グループとしてホームページの立ち上げ、規格の統一等について取組むことをすでに検討中です。 - 協議結果を具体的な行動に移していく。(2006年度〜)
5年後(2010年)の目標
- 素材、製材品の安定供給と安定した需要の確保
- 流通・販売のグループ化の実現
- 板材の販路開拓
- 木材・木造建築に詳しい人材の育成と営業の強化